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第1回 登録で4時間、オーブントースターを持ち帰る!?
第2回 「マネキン」、売り場でピザを焼いて売る
第3回 マネージャーの「評価コメント」に愕然
第4回 「日雇い」ゆえの疲労・ストレスと、仕事意識
第5回 スーパー2社の「大違い」
第6回 マネージャーに「はなまる」もらった!
第7回 驚愕の給与支払い「消えた私の9000円(涙)」
第8回 私が独立を決めたわけ~「職場はもっと笑顔になれる!」
終わりに 労働者はみんな「人」である
雇用形態とは“働きかた”。
そして“働きかた”は“生きかた”だと思っています。
誰もが、自分の置かれた環境と、
自分自身の価値観に応じて望む、
多種多様な“働きかた”。
そして、この裏側にある多種多様な“生きかた”を尊重し合う
“相思相愛”の関係の構築こそ、
時代が求めていることであり、
また、重要なことだと考えています。
なのに、現実の社会に目を向けると、
「非正規労働は“悪”である」とするのが、昨今の風潮です。
要するに
「企業は安価で、雇用責任が薄い、労働力の調整弁として非正規労働者を使っている」
「非正規労働者は無責任で、職場へのコミットメントが薄い」
という固定概念。
この思い込みがゆえに、
非正規労働という“働きかた”つまり“生きかた”が、
簡単に否定されすぎているように思うのです。
そうではなく、企業は、人が定着し、
より気持ちよく自主的に仕事にとりくんでくれるように、
知恵を使う。
一方、働く人は、短時間や短期間勤務であったとしても、
そうした仕事を重ねることで、習熟度を増していく。
これによって、次へのステップが開けていく。
こうした「企業と働く全ての人との相思相愛な関係」を
もっともっと増やせたら、
働く側も雇う側も、きっともっと、笑顔になれるに違いない。
だったら、そんな現場が増えるように、
活動すればいいではないか。
働く人の「定着」と、
「人を育てる仕組みづくり」を
ともに実現する企業が増えるように。
結果「企業と働く全ての人との相思相愛な関係」が
社会にあふれ出れるように。
日雇い労働体験を経て、この思いをさらに強くしたことが、
私が独立・起業を決意した大きな理由です。
[終わり]
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