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働き方コラム

働きたい高齢者と中小企業のニーズを結ぶ【(株)シニア経理財務】第4回

取材・文/働きかた研究所 平田未緒

 

 

 

 

働く高齢者の声~時給1,500円で得られる高いやりがい

一方、イオスプラスからの委託業務を、シニア人材として担う小林正明さんはこう話す。
「こんなによくしてもらえるとは、想像もしていませんでした。
何より、自分が過去に積んできた経験を利用し、頼ってもらえることがうれしくて。
イオスプラスの社内で仕事をさせてもらっているので、
受託している業務以外のことも、できることはやり、
知っていることは何でもお伝えしたいと思っています」

 

 

 


シニア人材として、経理・財務業務を担う小林正明さん

 

 

未経験の経理ソフトも、仕事の仕組みがわかっているため難なく理解し、
今ではストレスなく使いこなす。若い人に囲まれ、毎日の出勤が楽しみで仕方ない。
そんな小林さんだが、定年後の再就職には、やはり苦労したという。

 

 

「2009年、リーマンショックにより景気が低迷するなか、『若い人に仕事をゆずろう』と思って、
当時勤務していた会社を63歳で退職しました。
その後、失業給付を得ながら再就職活動をしたのですが、
webエントリー機能でどれだけ応募しても、ハローワークに相談しても、
実は一社も面接に至ることができませんでした。

 

 

仕事をしていればこそ、孫にプレゼントを買ってあげることもできます。
だからこそ、今のこの状況が、心からありがたく思えるんです」
加えて、小林さん以上に喜んでいる人がいるという。
小林さんの妻である。

 

 

実は、シニア経理財務の登録者募集の広告を見て、小林さんに応募を促したのも妻だった。
「私がイキイキうれしそうに通勤しているのがうれしいようです。
社長はじめ若い社員の皆さんがとってもおしゃれでセンスがいいので、
私も明るい色のシャツを着たり、気を遣うようになりました。
妻にとっては、それも評価ポイントになっているかもれませんね(笑)」

 

 

契約社員に登用された人も~マッチング成功例あれこれ

シニア経理財務には、こうしたマッチングの例が、まだまだある。
とある紙器メーカーでは、
「毎月150社分の請求書の発行業務を担当していた事務職社員が退職した。
急ぎ、代わりの人が欲しいが、請求書の発行業務が発生するのは、毎月10日間だけ。
この間だけお願いできないか」という要望に基づき、
シニア経理財務に登録していた63歳の男性が請け負った。

 

 

ところが、いざ仕事を任せてみると、大変に早い。
しかも委託している業務以外でも、さまざまな資料を作れることが判明し、
今ではその紙器メーカーの直接雇用の契約社員として、フルタイムで勤務しているという。
あるクリニックでは、
「経理担当者が辞めてしまい、お願いしたい」との依頼に応じ、
「この人がいいのでは」と思う人を富澤さんが初めて連れて行った打ち合わせの場で、
サービスの利用が決定した。

 

 

クリニック内の管理業務の一切に目を光らせる院長婦人にすっかり気に入られ、
「今日からでも委託したい」とのこと、今に至るまでしっかり業務を担い続ける。
最近、単なる経理・財務業務を超えた依頼も発生した。
設立10年のベンチャー企業より
「年商50億を超え、社内管理部門の強化と整備を考えている。

 

 

社員のレベルを上げるための、教育研修のカリキュラムなど、一貫して委託できないだろうか」
との相談があったのだ。
そこで、登録者のうち70歳の、コンサルタントとしての勤務経験者をマッチング。
今も週に一度の頻度でベンチャー企業に通っては、
社長の相談を受け、社員強化プログラムの企画・立案を行っている。

 

 

 


今後を語る富澤さん

 

 

人が媒介してこそ成り立つ、企業と人の「相思相愛」

シニア経理財務の代表取締役で、本サービスを考案した富澤さんは、こう話す。
「人材ニーズは、確かにあるのです。特に経理は、どんな会社でも必ず発生する業務です。
その経理・財務業務を、中小企業では特定の誰かが担当していることが多く、
その誰かの突発的な『抜け』に対応することが難しい。
加えて、今は特に採用難時代でもあり、
『募集しても、応募すらない』現実に直面している企業は多いのです」
そんななか、最近多いのは、税理士による紹介という。

 

 

同社のサービスを知り、「『クライアント企業が困っているので助けてほしい」と相談され、
お客さまをご紹介いただく例が後を経たない。
働きたい人がいて、働いてほしい企業がある。

 

 

なのに、マッチングが成立せず、両者ともに「困った」状況が続いてきた。
シニア経理財務のサービスは、両者を上手につなぐ機能で、
互いを満足させている。
仕事をしたい人と、仕事をしてもらいたい企業が、共に「良かった」と思い合える、
まさに“相思相愛”な関係の構築だ。

 

 

 


シニア経理財務の経営理念は
「感謝と貢献」

 

 

機能的な面だけで言えば、
部分的な仕事の場合特に、求職者と求人企業の媒介はネットでも十分構築できる。
でも、「100社にエントリーしてもダメだった」という小林さんの話に象徴されるように、
ネットだけで「相思相愛」な関係は生まれにくい。
そこに「人」が介在すること。

 

 

富澤さんのように
「登録者の、個々それぞれの良さをしっかりと見つけ」、
「クライアント企業の組織風土や社長の個性を知り」、
「お互いにストレスなく業務を委託し、受託できるかどうか」の相性を見極める。
そんな、「人」ならではの有期的な「つなぐ」機能が存在し、豊かな成果を生んでいる。
人と人との関係づくりは、やはり「人」にかかっている。
シニア経理財務のサービスから、そんな基本が、改めて浮かび上がった。

 

 

 

[終わり]

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