こんにちは、働きかた研究所 平田です。
おかげさまで働きかた研究所は、
昨日2018年7月1日をもって、
まる5周年を迎えました。
2013年5月に、
前職である求人広告会社「人と仕事研究所」の
所長を辞して。
前職での15年以上にわたる取材経験から得た、
しなやかに強い企業の共通点
すなわち、人と企業の「相思相愛」な関係が
もっともっと多くの企業の現場に生まれるように。
その思い一つで会社を設立し、まる5年。
おかげさまで、本当におかげさまで、
ここまでくることができました。
日々、私自身が心を寄せてやまないお客さまに恵まれて。
<お客さまの声>
http://hatarakikata.co.jp/voice
何より、設立当初より、
それこそ新会社の名称をどうするか? といった時点から、
たくさんの手助けを、
たくさんの方々にいただいて。
本当に「おかげさま」としか、
言いようがありません。
心から、ありがとうございます。
そんな今日のメルマガは、
自社の節目でもある「いま」、
私が「働く」に関し、感じ考えていること、です。
それは、一言でいえば、社会の意識の大きな変化について、
記したいと思います。
最近、仕事をしていて
「あ、変わったな」と思う場面が増えています。
セミナーをしていても、
あるいは初対面の方とお話をしていても。
私が会社設立時から大切にしている
「働く人と雇う側の企業の相思相愛」の「受け取り方」が、
各段に違っているのを感じるのです。
どこから感じるのか? というと、
「相手の目」です。
たとえば先日、
小売店の経営者や店長ばかりが集まるセミナーで、
相思相愛を軸としたお話をした際にも。
あるいは、電気工事会社さんや、
建設業の下請け・孫請け会社さんなど、
中小・零細企業さまが多く集まる会場で、
講演させていただいた際にも。
終了後にご質問を受けたり、
個別にお話しさせていただく場での、
相手の方の、目が違う。
「相思相愛」でありたい、
もっと「相思相愛」になりたいと思う気持ちが、
目の奥に深く宿っている。
私自身がそのように、その方の目から強く感じるのです。
これには、「人が採用できない」現実も、
もちろん作用していると思います。
働き方改革に関する、
さまざまな世論も影響していると思います。
反対に、私自身の、
「相思相愛」に対する深まりが、
話のインパクトを上げているかもしれません。
でも、それだけじゃない。
気がするのです。
では、何が影響しているのだろうか?
と考えたとき、出てきたのは、
しあわせの定義 でした。
何をもって「しあわせ」とするかは、
人それぞれです。
でも、しあわせの源泉は、同じではないかと思います。
それは、人と人とのかかわりです。
人と人のかかわりはもちろん、
家庭生活を含むプライベートでも、
もたくさん、生じます。
一方、仕事の場においてもたくさん、生じます。
ただし、仕事の場における「かかわり」は、
多くの場合、厳しさがセットです。
それでも、プライベートのみならず仕事の場でも、
人と人とのかかわりを、もっと大切にしていきたい。
そんな思いが、高まっているように感じるのです。
この、「つながりたい」思いはたぶん、
人としての根源的な欲求です。
景気が良かったころは、
こうした人としての自然な欲求を覆い隠してしまうほど、
物や、お金そのものや、
お金を通じて得られるたくさんの刺激的な楽しみを、
多くの人が享受でき、
そこに喜びを感じてきたのではないかと思います。
ところが日本経済は、
もはやそんな盛り上がりを期待できるわけもなく。
それどころか、今後の高齢社会に向けて、
どう対応していっていいか、
不安ばかりが先行しているのだと思います。
でも、そんな不安ななかだからこそ、
人はしあわせを追い求める。
そして、その、根幹が「かかわり」にあることを、
自然と人は知っているから。
だから「相思相愛」の考えを、
それが企業向けのセミナーで話されたことであっても、
大事に受け取ってくれるのではないか、
と、思うのです。
そんな深い感覚のなかで迎えた6年目。
改めて「相思相愛」という言葉もつ響きが、
人の心に大きく作用することに気が付いた5年目を経て、
いま、考えていることがあります。
それは、「相思相愛」を学び、
自組織で「実践」できるようになる、
プログラムの開発です。
ここには、働き方改革の要素ももちろん、入ります。
大切な人生の一部としての
仕事とプライベートの充実の観点も入ります。
でも、最も大切なのは、
人と人が、互いを互いに大切に思い、
互いに互いの人生を応援しあう心を、
届け合えること。
そうした「つながり」のなかで生きていることがすなわち、
仕事も、生活も、すべてひっくるめた、
人としてのしあわせを、創ってくれる。
そんな確信のなかで、
このプログラムを練っていきたいと思います。
ありがとうございます。
今日からの6年目も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
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